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  •                                     <四季折々の山と花の風景>
2015/07/11 (土) 23:07:33

北アルプス  囲炉裏とランプの船窪小屋を訪ねて(一日目)

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週末の天気に誘われて北アルプスは七倉岳にある船窪小屋を訪ねてみる事にした。この小屋は2年前に一度計画したことがあるが、天候によって中止となり、その後は骨折で訪れる機会がなかった。船窪小屋へは七倉ダムから船窪新道を往復するという簡単コースにした。ランプの山小屋への思いは静かな時間が流れる山の空間に触れてみたいという気持ちからだった。









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登山口となる七倉ダムへは麻績ICから大町へ抜ける山間道路を走ったが、峠から鹿島槍が突然現れるので印象深い道だ。

七倉山荘前にある駐車場は朝7時に着いたが、ほぼ満車状態だった。

一人の男性と挨拶を交わすが、この方はタクシーを利用して烏帽子岳へ行くという。

そして、ゲートをくぐりトンネル入口の登山口からゆっくりと登り出す。









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ここは出だしからいきなり急勾配の山道がジグを切るので、気持ちを抑えながらもしだいに息が切れ出す。

夏山シーズンを迎えた北アルプスは来週の三連休辺りが混雑するだろうと一週間早く前倒しした。









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登山口から天狗の庭と呼ばれる場所までほとんど展望がない。

だいたい標高差にして1,300m位までは樹林帯の中を黙々と登る。

天狗の庭が八合目近辺なので、それまでは我慢の連続だ。

時間にして5時間位はまったく見晴らしがないということである。









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だから、正直、この景色を眺めるまでは後悔の連続だった。

どうして、こんなところを選んでしまったのだろうかと・・・

しかし、天狗の庭から表銀座と裏銀座の峰々が良く見え

眼下には高瀬ダムが広がっている景観を眺めればそれはご破算だ。









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恐らく天狗の庭辺りが森林限界なのだろう、この先はとても展望がいい。

しかし、花もなければ展望もない尾根はやはりきつかった。









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ほとんどの花は盛りを過ぎてしまっていたが、残されていただけでも退屈しのぎとなる。









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登山口の駐車場はほぼ満車状態だったが、どうもこちらへ登る方は少ないようだ。









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そして、ここまで登れば船窪小屋は近い。









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今日はそれほど展望がないだろうと考えていたが、稜線に出るといっきに視界が広がる。









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七倉ダムを眺めればそれほど登ったと思えないような感覚だが標高差は約1,500mほどだ。









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稜線からは意外にも残雪の山が飛び込んできた。

これは方角的に立山だろう。









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こちらは裏銀座の稜線の奥に水晶岳が見える。









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小屋の前には大きなベンチが置かれ、そこで一休みした。

丁度、そこに居合わせた方に山座同定をして頂き、見える峰々の山名を教えて頂いた。

それによると、奥の稜線は剱岳から雄山、五色ヶ原、薬師岳が見えているという。









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そして、小屋の扉を開け小屋番さんへ到着の挨拶をした。

すると、お茶を一杯どうかと勧められたが、とりあえず七倉岳まで足を延ばすことにする。









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という事で笑顔で迎えられた船窪小屋を後に七倉岳へ









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七倉岳の山頂からも展望はいいが、もう少し先へ行ってみる事にする。









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振り返れば表銀座の峰々も相変らず眺めがいい。









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こちらは蓮華岳だとすぐに分かった。

眺めれば針ノ木小屋も近いように見えている。









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七倉岳から数百m進めば針ノ木岳の展望が素晴らしい。









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そして、立山も間近に見える









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再び七倉岳の山頂へ戻り、湧き上がる雲を見つめた。

穏やかな山頂から見飽きることのない山容が時間と共に流れ、雑音は一切聞こえない。

ただただ時間が過ぎ去るだけだが、しばらくは山頂で過ごすことにする。









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こちらは山座同定から言えば薬師岳の山頂から北薬師、スゴ乗越辺りが見えているようだ。

しかし、手前の南沢から不動岳への稜線、それに読売新道の尾根も壁になっている。









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こちらの北葛岳から蓮華岳への稜線もアップダウンが多いようだ。

コマクサが群生しているという蓮華岳、今週辺りが見ごろだという。

それは針ノ木小屋から縦走されて来た方が、白いコマクサが4株も咲いていたと自慢していた。









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小屋へ戻り、夕食の時間まで再びのんびりとする。

小屋の前のベンチに座りながら北アルプスの山々を眺め、静かな時間を過ごした。

勿論、缶ビールと持参したイカの燻製と絶景が心に沁みわたるゴールデンタイムだ。









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ランプの明かりが頼りの船窪小屋の夕食は5時からだという事で意外と速い。

今日は宿泊客も少ないようだが、日が暮れる前に食べてしまおうという事だろう。









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夕食のメニューは野菜の天ぷらがメインだった。

勿論、ご飯みそ汁、おかわり自由となる。

最後にデザートも出たので充実した満腹感が得られたが

あまりにも美味しかったのでお代わり3杯が限界だった。









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船窪小屋のお父さんは居たが、お母さんは下っているという事だった。

それも、下山途中に転倒して、その時に手をついたところ、骨折をしてしまったという。

しかし、次の荷揚げの時はヘリで上がってきたいという話だった。









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夕食が済んだ後は、お茶会を開催するという事で夕日に染まる峰々を見つめ

再び、ランプと囲炉裏のある部屋に集合する。









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そして、ランプの明かりの下に宿泊客11名と山小屋のスタッフ含め、総勢15名が集まった。

人数が少ない時はお茶会をするのだという説明から船窪小屋の話し、道しるべの会の話しなどがあった。

北アルプスの展望から船窪小屋の唄までが紹介される。

その後は甘いハーブティーを飲みながらの自己紹介となった。

最後はお父さんから興味深い釣りの話しを聞き、消灯する。



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Trackback(-) comment (2) | 山さんぽ
comment
ミモザ #-
こんばんは、あんぱんさま、北アルプスの壮大な景観、高山植物「石楠花、チングルマ、岩かがみ、美しい森林、美しい山々」1500メートルにも、及ぶ高低差、登山される方のみ、えられる、貴重な景色、ありがとうございます、山小屋の落ち着いた雰囲気の中で、お食事&お話し、素敵ですね。森林限界をすきるまでのご苦労、そして、景色が、開けた瞬間の喜びまで、お話しで、うかがえました。
2015/07/21(火) 21:28:24 | URL | edit
ミモザさんへ
あんぱん #-
こんばんは、ミモザさん。
コメントありがとうございます。船窪小屋は北アルプスでも小さな山小屋です。大きな小屋と違って華やかさはありませんが、とても家族的な山小屋で、山を愛する方達が大切に守っているという感じがしました。それに想定外の眺望には驚きです。夢は大きくと思っていますが、なかなか行動が伴なわないのが現状で。まぁ、気持ちだけでもと、最近挫折気味です。トホホ
2015/07/22(水) 21:31:25 | URL | edit
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あんぱん