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  •                                     <四季折々の山と花の風景>
2015/09/05 (土) 23:42:05

和名倉山で小さな秋を見つけ季節の移ろいは早いもんだと感じる

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久々に和名倉山へ行った。晴天を期待して行ったが、結局富士山は見えずじまいで、終始雲の多い日だった。でも、季節の移ろいは早く、色付き始めた奥秩父に秋の訪れを感じる。やっと歩くことができたという今回の和名倉山、最近は山らしい山は歩いていなかったので良かった。8月は天気もすぐれず、体調もいまいちだったので満足ではなかった。そこで体力測定の意味を含めて甲武信か和名倉を考えていたが、静かで苔むした山をイメージして和名倉山へ入山する。去年の秋以来の和名倉山だ。









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東仙波から西仙波、リンノ峰

 
奥秩父は毎回お世話になっている三ノ瀬からスタートした。

このコースは昭文社の地図によれば往復約11時間を要するとあるので、体力測定ができると判断した。

それほどのアップダウンもなく、お手頃な稜線だと言えるが、いささか長丁場になる。

今回はそこに着目して、如何に自分のリズムで歩けるのかを課した。









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七ツ石尾根から牛王院平まで登れば、後は惰性で歩くことにする。

ペースを乱さず、省エネモードでどれだけ長時間歩けるのか

そんな事を考えていた。









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露岩から吹上ノ頭

 
登山口となる三ノ瀬へ到着すると、昨晩の天気予報とは打って変って晴れてはいなかった。

雨こそ降っていないものの、途中、路面は濡れていた。









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山ノ神土までは整備された歩き易い道だが、その先は笹が生い茂り、まったく整備されていない状況だ。

その為、腰から下はびしょ濡れである。

スパッツは着けたものの、全く意味をなさず、笹の中を泳いで進む感じだった。









IMGP1520_R.jpg 八百平


山ノ神土手前には享年16歳と刻まれた大学のWV部員の遭難慰霊碑があり

ここへ来るたびに合掌する。









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車は三ノ瀬の民宿に置いたが、もう一台車が駐車されていた。

その事を考えると、どうも先客がいるらしく、薄く踏み跡が続いている。

どんな方だろうと考えながら八百平まで来ると、チリンチリンと鈴の音が聞こえてきた。

やはり山頂を往復して下山する若い方だ。

例によってしばらく雑談しすれ違う。









IMGP1535_R.jpg 川又分岐


そして、川又分岐まで来るとホッとする。

「もう少しで山頂だ」、そう思うと安堵する気持ちが込み上げてきた。

以前はなかった道標、犬だけが数日後に無事帰ってきた遭難事故、いまだにその男性は見つかっていない。

それをきっかけに要所要所に建てられている道標だ。









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川又分岐から二瀬分岐までは尾根も広く、倒木も多い。

そんな事で、ここは迷い易い場所だ。

特に下山時の下りには何度か迷子になってしまったことがある。









IMGP1542_R.jpg 水場分岐(赤テープがある)


幕営する場所らしく、水場も近い。

はじめて訪れた時は水場への赤テープに引き込まれてしまったことを覚えている。

踏み跡もしっかりと付けられているので注意が必要だ。

手前にも水場へ続く分岐があるので地図で現在地を確認したいところだろう。









IMGP1544_R.jpg 二瀬尾根分岐


ここまで来ればあともう少し

ここから右手の方向へ山腹の斜面をトラバース気味に進む。









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今日は長丁場なので水1リットル、ポカリ1リットル、それに白湯を500cc持参した。

先程の水場までは10分程度の時間を要するので、汗をかくこの季節は水分補給に気を使う。









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山頂が近づくと苔むした倒木が入り乱れ、深山の雰囲気満点だ。

鳥の声に風の音、耳を澄ましても静寂な風景が広がるだけである。









IMGP1563_R.jpg 山頂から仁田小屋尾根


興味があって山頂から仁田小屋尾根へ向かう入口に入ってみた。

踏み跡はあるものの倒木だらけという感じだ。

和名倉山は稜線から見える富士山が魅力的で、いつも三ノ瀬からの入山になってしまう。

今日も晴れの予報に夏富士を期待していた。









IMGP1567_R.jpg 和名倉山


山頂は去年と違っていた。

山名板が紐で吊るされている。

それに他の山名板が整理されているようだ。









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下山は山頂から戻って、明るい場所で昼ご飯にする。

午前中におにぎりを2個食べてしまったので、昼飯は残り一つだけだ。

仕方なく満足しないまま先を急ぐ。









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山頂へたどり着くと帰りは気持ち的に余裕が生まれる。

そんなこともあり、復路は軽快に歩けた。









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既に昼も過ぎ、空を見れば雲行も怪しくなってくる。

そんな時間帯に中年男性4人のパーティとすれ違った。

見るからにたくましいという面々、酒豪ぞろいの方達だと想像する。

暗くなってきたら、適当なところで野営するのだという。

水も持参しているので心配はいらないという事だった。









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初秋の和名倉山ははじめてだが、瑞々しい苔が考えていた以上に綺麗でいいもんだと感じる。

山道は草がそれほど伸びてもいないし、欲を言えば山ノ神土入口の笹がいささかうるさい程度だ。









IMGP1620_R.jpg 吹上ダテカンバの疎林


この山は山梨側で白石山と呼ばれ、秩父側で和名倉山と呼ばれているらしい。

奥秩父の縦走路からポツンと外れた気になる山、それが和名倉山だ。

なだらかな山容にどことなく安らぎを感じる。









IMGP1651_R.jpg カバアノ頭


焼小屋ノ頭まで戻って来た。

東仙波では見えない山並みがここで眺められる。

そして、色付き始めた木々、奥秩父にも秋の訪れを感じた。









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最後の踏ん張りはここ東仙波への登りだ。

休憩ポイントは往路が東仙波、復路が焼小屋ノ頭となる。

どちらも眺めが良いので山座同定には好都合だろう。









IMGP1663_R.jpg 東仙波から西仙波、リンノ峰


ここまで来ると、帰って来たという思いだ。

もうひと踏ん張りで縦走路と合流する。

怪しくなってきた雲行を気にしながら先を急ぐ。









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秋の気配を感じさせてくれる情景に、思わず見上げてしまう。









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そして、足元には

「小さな秋、見っけ」、そんな感じがする一枚の落葉

季節の移ろいは早い。









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いつもなら将監峠に立ち寄って下山するが、今日は天気を気にしてそのまま下った。

そして、三ノ瀬へ無事戻ると民宿の方からお茶を頂き、今日の体力測定が終わる。

結果はまずまずの時間で歩けた。

それにしても想像していなかった秋の気配、季節の移ろいは早いもんだと感じる。



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Trackback(-) comment (4) | 山さんぽ
comment
ミモザ #-
こんばんは、あんぱんさま、和名倉山の深山の雰囲気、苔むした木々に、こぶりなキノコ、かわいいですね、こちらの和名倉山で、遭難して、若くして、亡くなられた方、御冥福をお祈りします。里山よりも、和名倉山のほうが、秋の気配が、早いですね、素敵な写真ありがとうございます。
2015/09/18(金) 23:44:59 | URL | edit
あんぱん #-
おはようございます。ミモザさん。今日からうれしい連休のはじまりです。でも、普段なかなか家の用事ができず、見て見ぬふりをしてきましたので、このシルバーウィークではやる事がいっぱいです。天気も今週あたりから秋らしい日が続くということですので、山へ飛び出したい気持ちでいますが、それも出来そうにありません。我慢のシルバーウィークになりそうです。せめて一日ぐらいは里山へ秋を探しに出掛ければいいなぁ、と言う感じです。いつもありがとう^^
2015/09/19(土) 05:06:40 | URL | edit
画像解像度
初めまして
定年後ライフサポートサイトの管理人です。
このサイトは、当サイトにお越しになる方からの紹介で知り、時々拝見しています。
画像がとても綺麗で気に入っていますが、前の山さんぽ・花さんぽからFC2に移った理由として容量不足の為とありましたが、そんなに不足になる理由を勝手ですが、調べてみると、画像の解像度が全て印刷用解像度の300になっている為です。web用の72に落とせば重さは1/4に
なります。是非一度お試し下さい。
2015/09/19(土) 11:18:52 | URL | edit
鎌倉ロングステイさんへ
あんぱん #-
はじめまして、鎌倉ロングステイさん。コメントありがとうございます。定年後のライフサポートをされているということで拝見しましたが、とても参考になりました。私の定年後はささやかながら里山の四季を楽しみながら過ごせればいいなと言う感じです。それから、解像度のアドバイスありがとうございます。大変助かります。どうぞ今後もお立寄り頂き、感想等をお聞かせ頂ければ幸いです。
2015/09/20(日) 05:38:46 | URL | edit
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あんぱん