• RSS1.0
  • RSS
  • Admin
  •                                     <四季折々の山と花の風景>
2015/12/30 (水) 22:49:37

高校山岳部の地図読みをなぞって天宮尾根から品刕と文殊峠、そして般若山を経て大日峠へ

R0000159_R_20151230223404c51.jpg 
地元のある高校生達が地図読み訓練の為に、毎年冬になると歩いている天宮尾根から品刕を抜けて文殊峠へ。そして、釜の沢五峰の山道から尾根通しに般若山へ行き、札所32番法性寺から巡礼道の大日峠を越えて小鹿野町へ下山している。そんな事で、すっかり木々の葉っぱが落ち切ったこの季節に、高校生のみなさんと同じコースを歩いてみたいと考えていた。家の大掃除も終わり、のんびりと歩きたいところだが、日が暮れるのも早く、距離的にも時間が読めないので立ち止まっている余裕はないだろう。それに、尾根を読み間違えてしまったら時間が益々無くなってしまい、日没で行動不能となってしまう。ここは休憩せず、焦らず、しっかりと進む方向を確認しながら歩きたいところだ。この辺りは標高が五六百メートルと低いが、小さな尾根が迷路のように入り組んでいるので注意したい。埼玉県警の山岳救助隊ニュースによればここ一二年で道迷いが三件も発生している。それも、 品刕と釜の沢五峰周辺で発生し、いずれも無事に救出されたが原因は三件とも道迷いだ。それ以上に注意したいのが、捻挫とか骨折とかで行動不能になってしまう事だ。正月だからと言って浮かれた気分ではいられない。しかし、ゴルフ場も里の集落も近いので地図読みの練習場所としてはいいかもしれない。









R0000164_R.jpg 
武州日野駅から山梨県側へ国道を数百メートル進み、荒川に掛かる橋を渡ってすぐさま対岸の林道へ入る。

林道は崩落して通行止めだったが、そのまま道なりに進めば小野原稲荷に出て、そこから天宮尾根に乗った。

稲荷神社の奥社への道を歩めば自然と尾根に出て、後は尾根を忠実に進めば問題はない。

ここは送電線の鉄塔がいくつも立ち並んでいるので、巡視路を進む感じだ。









R0000166_R.jpg 
冬とは言え、この辺りは杉の木が植林されていて、見晴はほとんどない。

そんな中で熊倉山が眺められた場所から見入れば、小さな支尾根が幾つも折り重なっているのが良く判る。









R0000173_R.jpg 
こちらは和名倉山だ。

手前には一部分だけだが、ゴツゴツした聖尾根が横たわり、展望の少ない天宮尾根も退屈しのぎになった。









R0000176_R.jpg 
天宮尾根を進めば41号鉄塔から始まり、80号、81号と、数本の鉄塔が出てくる。

そんな中りっぱな祠に出合い、ここもまた見晴らしがいい。









R0000187_R.jpg 
しばらく尾根を外れて巡視路を進んだ。

この辺りになると尾根と言えども急峻な小さなコブが連続で続き、とても尾根を忠実に進めない。

巻きながら薄暗い斜面をトラバース気味に足を運ぶ。

すると山道が左右へ別れる場所に突き当り、真ん中の尾根の緩やかな斜面を登って再び尾根歩きとなった。









R0000193_R.jpg 
やがて一段落できる品刕に着いた。

旺文社の地図には白井指(品刕)とあるが、ここから左の荒川方面の尾根歩きは晩秋の紅葉が素晴らしい。

雑誌、新ハイキングに掲載されていた記事に誘われて訪れてしまった事がある。

今回は右の文殊峠、釜の沢五峰方向へ進む。









R0000204_R.jpg 
文殊峠への下りしなに、やっと両神山を眺めることができた。

尾根上の踏み跡はいっそう薄くなり、藪尾根に変ってしまう。

峠に出る直前の藪が最も凄い。

と言うか、間違った踏み跡の獣道へ入ってしまったようだ。









R0000222_R.jpg 
一時は不安になったが、無事、文殊峠へ出る。

そこには天体観測用のドームが建てられ、見晴らしもまずまずだ。

やや東に武甲山と大持山、横瀬二子山が見える。









R0000227_R.jpg 
西側も展望がいい。

両神山から二子山と毘沙門山周辺が見渡せる。

この辺りで昼食にしたいところだが、時間の都合上、札所32番まで我慢することにした。

何故なら、そこまで到達すればその先の下山時間がある程度読めるからで、ここでは先を急いだ。









R0000231_R.jpg 

文殊峠にはハイカー二人がいたが、それ以外に出会った方はいない。

そして、山道を歩きながらふと見上げれば、そこに大きなモミの木があった。

なかなか見応えのある大木である。









R0000235_R.jpg 
釜の沢五峰へ向かう途中から山腹が開けてきた。

最近伐採された様子で、尾根の要所要所で遠方の山並みが覗ける。

境界杭が新しく打ちこまれていたり、三角点が新しくなったり、釜の沢五峰ハイキング道標も新たに建てられていた。

今日は日光の男体山も眺めれられ、大快晴だ。









R0000242_R.jpg 
こちらは城峰山、父不見山、それに破風山辺りも良く眺められる。

尾根は釜の沢五峰を外れ、般若山へ向かった。









R0000245_R.jpg 
安曇幹線303号鉄塔は解体工事中であり、その下の祠にはお正月の準備を済ませたらしく

お餅やお神酒が上げられている。









R0000252_R.jpg 
尾根もはじめは歩き易いが、黒部幹線657号の鉄塔が近づくに従い、藪がひどくなってきた。

その手前の四等三角点からは武甲山が大きい。









R0000253_R.jpg 
後には二子山、毘沙門山がそびえ、低山なれど眺めはなかなかだ。

その四等三角点から山道へ出るまでの下りが大変だった。

バラのようなトゲのある藪が数十m続き、このコース唯一の難所だと思う。









R0000273_R.jpg 
そして、大日岩へ出て、ベンチに腰を下ろし昼食にありつく。

時間は既に正午を大きく回っている。

手っ取り早くおにぎりとコーヒーを飲んで腰を上げた。









R0000275_R.jpg 
札所32番観音堂へ立ち寄り、巡礼者気分で静かにお参りする。









R0000276_R.jpg 

この季節になれば札所を訪れる方も少なく、境内は静寂そのもので、何一つ物音がしていない。

ただ、私の歩く足音だけが響いている。









R0000280_R.jpg

31番の観音院から法性寺までの巡礼道は、この大日峠を越えて行く。

ここまで来ればバス停まであと40~50分だろう。

峠を下って、やがて小鹿野警察署前のバス停へ出る。

ところが、バスの時刻表を確認すれば、次は2時間後の16時だった。

しかたなく、西武秩父駅まで歩く覚悟でコンビニに立ち寄ったりしながら国道を歩き出す。

しかし、念の為、途中のバス停で再び確認すれば、じきにバスがやって来る時間帯だ。

その場に居合わせた地元の方に訪ね、話し込んでいるうちに案の定バスが走って来る姿が目に入る。

そして、お礼もそこそこに、運良くバスに乗車した。

一時はどうになるのかと考え込んでしまったが、明るいうちに帰路に着けて安堵する。


スポンサーサイト
Trackback(-) comment (4) | 山さんぽ
comment
ミモザ #-
新年明けましておめでとうございます、あんぱんさま、今年も、宜しくお願い申し上げます、体調も、回復されたのでしょうか、良かったです、冬の澄みきった空気、山並みが、美しいですね、日暮れの時間が早くなることも、計画に、入れての登山、お元気に、なられて、嬉しいです。去年も、素晴らしい景色と美しい花木の写真を拝見して、感謝してます、ありがとうございます。

2016/01/01(金) 20:53:35 | URL | edit
ミモザさんへ
あんぱん #-
ミモザさん。こちらこそ、今年も宜しくお願い致します。お陰様で、腰もやっと回復してきました。やはり元気が一番ですね。好きな事が出来るという事の幸せ、それに何気ない毎日、本当に健康であることに感謝です。今は山が眠るようにしていますが、季節の変化はとても言葉では表せないような表情を見せてくれます。今年は雪が非常に少ないようですが、これも地球温暖化の影響でしょうかね。今年のお正月は普段の日と変わらないような日々を送る事を心掛けていますが、やはり美味しいお餅は食べ過ぎてしまいますね。体重も気になるところです。
2016/01/02(土) 06:07:05 | URL | edit
ミモザ #-
こんばんは、あんぱんさま、元気に、なられて、嬉しいです。健康は、なにものにも、かえがたいものですね、三ヶ日間は、実家にて、お正月をすごしてます。お餅は、美味しいですよね、つい、食べ過ぎて、しまいます。(笑)私も、各地方のお雑煮をレシピを参考に、両親に、作ってます。一食、シンプルな関東風から味噌仕立ても、お餅に、あいますね。
2016/01/02(土) 18:53:11 | URL | edit
ミモザさんへ
あんぱん #-
ミモザさん、おはようございます。昨日は箱根駅伝をコタツの中から、ず~っと応援していました。私の住んでいる地域から4校もの大学がエントリーしているので、気になっています。東洋大、城西大、東京国際、それに大東文化大の学生達ですが、日常の練習でも良く選手達を見かけます。テレビ観戦していると自然に自分が走れるような気持ちになってしまうのは歳のせいでしょうかね。今日は箱根から大手町の復路を走りますが、お餅を食べながらまたコタツで応援です。今年の正月はホントに穏やかな天気でしたが、ミモザさんの日々が平穏である事を願っていますね。ありがとうございました(^^)
2016/01/03(日) 06:57:14 | URL | edit
URL:
Comment:
Pass:
Secret: 管理者にだけ表示を許可する
 
あんぱん