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  •                                     <四季折々の山と花の風景>
2016/03/12 (土) 21:28:35

晴れたらいいな巻機山

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春の雪山をあれこれ考えた結果、今週は日白山にしようと出掛けた。しかし、現地へ行ってみれば天気が思わしくない。ならば、更に新潟へという事で威守松山へ向かったが、何故か巻機山になってしまう。谷川も巻機山も、そう天気に変りはなく、それなら残雪のブナ林を歩いてみたいという気持ちに変り、バックカントリーの方達が駐車されている場所へ到着する。未明の天気は予想外に悪かった。寄居辺りから雨が降り出し、谷川に近づけば雪に変っていた。月夜野で降りるつもりでいたが、関越トンネルを抜け、新潟へ入れば晴れる確率は高いだろう。そう見込んで南魚沼市へ移動したが、小雪舞う空を仰ぎ、しばらくは考え込んでしまった。そんな訳で、日白山から威守松山へ、そして巻機山へと心変わりした日だった。









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この季節、巻機山の登山口までは除雪されていないので、バックカントリーの皆さんが利用している道路脇に駐車したが

既に5~6台が停まっていた。

雪が止むのを待とうかどうしようか迷ったが、時間が無くなってしまうので、ツボ足で出発した。

そして、巻機山の登山口である桜坂駐車場からはワカンを履いて尾根筋へ入る。

積雪期は登山道の夏道がまったく当てにならないので、とにかくトレースを拾いながら上を目指す。









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この日の山の斜面は新雪が足首辺りまで積もっていて、古いトレースは消えていた。

それでも、四方八方に足跡が着けられ、進む方向を自分で判断しなければならない。

その為か、藪漕ぎもして上を目指す。

バックカントリーの方達のトレースはジグを切りながら登るので、我々登山者は直登気味になってしまい

どうしても忠実にトレースを拾う事は出来ない。









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新雪の下は締まっているので比較的歩き易く、どこでも登る事が可能だ。

しかし、時たま踏み抜く事もあるので、そのつもりで登らなければならない。

雑木林の急登は少々小枝をかき分けながら進むが、その小枝の返りがビシっと当たるので

時々、顔面にムチが入る場合もある。









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井戸尾根も五合目の焼松が近づけば

辺りはブナ林へと変わり、とても静かな雰囲気になった。

風もなく、とても穏やかな感じだが、小雪が舞う中、相変わらずガスは切れない。









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この頃になると巻機山の山頂も狙える、そう考えるようになってきた。

当初は途中まで登って、時間になったら下山しようと決めていた。

しかし、思った以上に歩き易く

それに、トレースがハッキリしているので迷う事はない。

風もなく穏やかで、真っ白でガスってはいるが、とても暑く感じられる春の雪山気分だ。









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6合目の展望台はスルーして森林限界を超えると一瞬だが視界が広がる。

するとニセ巻機山への稜線が見えてきた。

しかし、直ぐに目の前が真っ白くなってしまう。

そんな繰り返しの風景が眺められるような場所まで登って来た。









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視界が一瞬開けると前方に先行者は7~8人いた。

ここまでに出会った方達はスノーシューが1人、ワカンが1人、その他はバックカントリーの方達ばかりだった。

この先、急登が待ち受けているので食糧に食らい付く。

思った以上にお腹が空き、この暑さで水もだいぶ飲んでしまった。









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広い尾根の手前にちょっとした急坂があるので

そこでアイゼンを履かなければならないかと考えていたが、ワカンで充分対応できた。

しかし、新雪の下は溶けた雪が凍結しているので、唯一気を使った場面である。

バックカントリーの皆さんは板を担ぎ上げるので、アイゼンに履き替えていた。

スノーシューの方もどうやらアイゼンで登っている様子だ。









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このまま青空が広がってくれるといいな

そんな事を願いながら登ると足取りも軽くなる。

ここまで来れば、巻機山の山頂も射程圏内だった。









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しかし、どうだろう。

ニセ巻機山に着いてみれば、まったく視界がなくなってしまう。

あの青空も消えてしまった。









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風も幾分出てきたので、とりあえず避難小屋まで行く事にした。









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少しでも青空があれば、山頂まで行きたいところだ。









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しかし、山頂への稜線はまったく見えない。

一瞬でも見え隠れしていれば、期待したいところだが

これでは山頂への登頂意欲も消えてしまう。









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例年ならまだ雪の下にある避難小屋が顔を出していた。

今日はここで昼食のおにぎりを食べて下山する事にする。

風が無いので助かった。

雪の上に腰を下ろしていても、寒さは感じられない。

それでも、温かいコーヒーが何とも言えずに美味しい。

ゆっくりと食べていれば、そのうちに天候が回復するかと思っていたが、終始視界は真っ白

ホワイトアウト寸前という感じである。









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そんな事で、山頂は諦めて下山開始する。









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下山時もトレースを見失うことなく下を見て歩いた。

これで、風でもあればトレースも消えてしまい、方角に迷うことになってしまうだろう。

そんな教訓が頭をよぎる。









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特に広い尾根でガスって、風でもあれば最悪だ。

そして、気が付いたところが雪庇だったらと思うと慎重になるのは当然だろう。

以前、守門大岳で辺りは真っ白で、足元を見れば亀裂のある場所で休憩していたことを思い出してしまった。









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天気は午前中よりも下山した午後の方が悪くなってきた。

視界は相変わらず変化がなく、すっきりしない。









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そして、下山時に足跡を眺めて気付いたことがひとつある。

それは、スノーシューを履いていた方はアイゼンで踏み抜きながら下った事だった。

思うに、スノーシューで急坂は下れないのだと考えた。

だとすれば、ワカンは浮力は少ないが、安くて使い勝手がいい道具だ。









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疲れが出てきたのか、下る途中で2~3回こけてしまった。

その度に尻セードをしてしまう。

今週は狙った山へは行けなかったが、季節を変えて巻機山を訪ねることができて良かった。



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あんぱん